冬の停電、ポータブル電源で暖房はどこまで使える?
電気毛布の時間を計算する

最終確認日:2026-11-05

冬の停電では、エアコンなどの電気を使う暖房が止まります。ポータブル電源で暖房を続けられるかは、暖房器具の消費電力で大きく変わります。ここでは、電気毛布と消費電力の大きい暖房器具を同じ式で比べ、使うときの注意点を公的機関の情報から整理します。実際に動かして測った結果ではなく、計算による目安です。

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暖房は、計算より先に安全を確認してください。電気毛布は低温やけど、燃料を使う暖房は一酸化炭素中毒に注意が必要です。詳しくは下の3と4にまとめました。

1. 使える時間を出す式

使える時間(時間)=ポータブル電源の容量(Wh)×0.8÷暖房器具の消費電力(W)

0.8 は、電力のロスを見込むメーカー解説(Jackery Japan)の値です。公的な基準ではなく、機種によって変わります。消費電力は、暖房器具の本体ラベルや取扱説明書で確認してください。

2. 容量と消費電力ごとの目安

消費電力500Wh1,000Wh2,000Wh
40W(電気毛布の例)約10時間約20時間約40時間
75W(電気毛布の例)約5.3時間約10.7時間約21.3時間
300W(計算用の値)約1.3時間約2.7時間約5.3時間
1,200W(計算用の値)約20分約40分約1時間20分

満充電、係数0.8、待機電力なし、表の消費電力で動き続ける場合の理論上の参考値です。実際に使える時間を保証するものではありません。40Wと75Wは、メーカーが公表している電気毛布の消費電力から選びました(下の出典)。300Wと1,200Wは計算のための値で、特定の製品の値ではありません。

電気毛布と、消費電力の大きい暖房器具では、同じ容量でも使える時間が数十倍違います。消費電力の大きい暖房器具を長く使うには、大きな容量が必要です。また、暖房器具の消費電力より定格出力が小さいポータブル電源では使えません。定格出力も確認してください。

3. 電気毛布を使うときの注意

製品評価技術基盤機構(NITE)は、電気毛布について次のように呼びかけています。

低温やけどは、温かいと感じる程度の温度でも起こります。NITE は、44℃で3〜4時間、46℃で30分〜1時間、50℃で2〜3分で低温やけどになると言われているとしています。高齢の方や幼児などは特に注意が必要です。

このため、電気毛布を夜通しつける前提で容量を決める必要はありません。たとえば40Wで寝る前に1時間あたためるなら、計算上の電力量は40Wh(係数0.8で割ると50Wh)です。

4. 燃料を使う暖房を使うときの注意

NITE は、石油ストーブなどの暖房器具について次のように呼びかけています。

燃料を使う暖房でも、運転に電気が必要な機種があります。停電時に使えるかは、機種ごとに取扱説明書で確認してください。携帯発電機は屋内で絶対に使用しないでください(発電機との違い)。

ポータブル電源自体の使い方と保管の注意は、安全な使い方にまとめています。

出典(確認日:すべて 2026-11-05)