ポータブル電源を安全に使う・保管する:
公的機関の注意喚起から確認したいこと
ポータブル電源はリチウムイオン電池などを使った製品です。災害への備えとして持つ人が増える一方、火災事故も報告されています。ここでは、公的機関が公開している注意点を、購入前・使用中・保管に分けて整理します。
1. まず知っておきたいこと
- 経済産業省は、製品評価技術基盤機構(NITE)に寄せられた情報によると、ポータブル電源の使用による事故(全て火災)が増加傾向にあるとしています。
- ポータブル電源は、同省のページ(最終更新日 2024年4月4日)で「現在、電気用品安全法の規制対象外」とされています。
- 同省は2024年2月に「安全性要求事項(中間とりまとめ)」をまとめ、ポータブル電源の製造・輸入等に携わる関係者に、これを活用した安全対策を求めています。
2. 購入前に確認すること
- 製造・販売元がはっきりしている製品を選ぶ(消費者庁の注意喚起。熊本県の紹介ページによる)。
- 回収・リサイクルに対応しているかを確認する(同)。
- リコール対象製品になっていないかを確認する(同)。リコール情報は消費者庁リコール情報サイト(https://www.recall.caa.go.jp/)などで調べられます。
- 屋外で使う予定があるなら、防水・防塵性能を有する製品を検討する(国民生活センター)。
3. 使うときの注意
- 落とすなどの衝撃を与えない。衝撃を与えたあと、発熱や変形などの異常がある場合は使用をやめ、製造・輸入・販売事業者に相談する(国民生活センター)。
- 使用中の感電に注意する(消費者庁の注意喚起。熊本県の紹介ページによる)。
- 取扱説明書に書かれた接続できる家電・出力の上限を守る。
4. 保管するときの注意
- 高温環境下での使用・保管は控える(国民生活センター)。
- 総エネルギー量が大きい製品は、事故が起きたときの発熱量も大きくなるため、より注意が必要とされています(国民生活センター)。
- 取扱説明書を確認し、必要なときにすぐ使えるよう、定期的に動作確認と操作方法のチェックをしておく(国民生活センター)。
- 保管中の充電量や、定期的な充電の目安は製品によって異なります。取扱説明書の指示に従ってください。
このサイトからの補足(公的機関の文言ではありません)
- 夏の車内など、高温になりやすい場所に置いたままにしないようにしましょう。
- 発熱・膨らみ・異臭・煙などの異常を感じたら使用をやめ、メーカーに相談してください。火が出た場合は119番に通報してください。
関連ページ
出典(確認日:すべて 2026-10-25)
- 経済産業省「ポータブル電源の安全性要求事項(中間とりまとめ)について」(最終更新日 2024年4月4日) https://www.meti.go.jp/product_safety/consumer/system/potaburu-denngenn-youkyuu.html
- 国民生活センター「災害時にも活躍 携帯発電機やポータブル電源の取り扱いに注意」(見守り新鮮情報 第519号、公表日 2025年8月28日) https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen519.html
- 熊本県「携帯発電機やポータブル電源の事故に注意!」(更新日 2021年8月25日。消費者庁の注意喚起を紹介するページ。本サイトの「消費者庁(熊本県の紹介ページ)」はこのページを指す) https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/55/108842.html